先日の東京の出張の報告。
1日目。
始発の次ののぞみで東京行き。ねむねむ。
問屋でメーカーと商談して、デザイナーは売り場を分からず制作し、営業がショップから吸い上げた意見との対立しているということが分かった。営業さんはデザインに関しては素人かもしれないが、ショップでの自社の作品の見え方を確認しないのはデザイナーとしてはどうかと思う。形を作ることがデザインではなく、形を作ったあとの結果までを作るのがデザインとしてのプロの仕事だと思う。
商談の合間が1時間ちょいできたので、徒歩5分くらいのところにあるギャラリーへ。
@btf 「WHY DON'T YOU PINK?」展by 東京女子プロジェクト
http://www.shopbtf.com/blog/2011/06/post-241.html照沼ファリーザさんの作品見れました。全体をピンクというイメージカラーの作品で埋め尽くされた会場はうきうきしました。ピンクと一言で言っても、厳密に定義していないため、人それぞれのピンクを持っており、それが楽しいです。アンケートに答えたらハンカチもらえるので、アンケートに記入し、職業欄は実際の仕事を記入しておきました。
そのあと商談は19時半まで続きそれからホテルに戻ってぐなー。
一回の商談で話しすぎるんですよね。商品の回転実績や、今後期待の新人の話や、デザインの話や…
2日目。
夜のリミットが終電のため、9時くらいから動きだし、印刷博物館へ。
印刷博物館 グラフィックトライアル2011
http://www.printing-museum.org/index.html祖父江氏の試みが特におもしろかった。オフセット印刷でアナログ的な味を制作しようと言う試みを失敗から作ろうとしたのが自分好み。こういう試みは自分の作品でも試してみてます。油絵に水を適当にかけて、スカンブルして画面を壊してみたり、適当に金だわしで擦ってみたり楽しいです。
いったん飯田橋のホテルに戻り汗を流し(ちょっと歩いただけで汗が…)、12時でチェックあうとなので、またまた歩いて九段下の成山画廊へ。12時過ぎについたら、あれ、まだ開いていない!確認をしてみると、あ、13時開廊だ。仕方が無いので靖国神社の売店に行ってカレーを食べました。なんとも昭和臭漂う売店で、ひどく懐かしい情緒に浸っていました。暑い。
丁度良い時間になったので、成山画廊へ。
成山画廊 諏訪敦 絵画作品展「一蓮托生」
http://www.gallery-naruyama.com/扉を開けて奥を見ると、あ、諏訪敦氏がいらっしゃいました。突然勝手に話をして、話の相手をしてくださり、佐藤美術館での草の根運動の話をしたら覚えていらっしゃったようで、写真を撮られてブログに掲示されてしまいました。モザイク大きめです。見る人がみれば私と分かると思います。
作品は
![Libertin DUNE First Issue (1)]()

にも一部載っています。今週の
日曜美術館「記憶に辿りつく絵画 〜亡き人を描く画家〜」で登場した諏訪氏のアトリエにもおいてありました。感想は非常に自分好みの世界観。人物の表面だけを捉えるのではなく、内面のイメージとの融合という形で本質に迫ろうとしています。「花を噛む」(うろ覚え)の花粉の散り具合が臨場感もあります。画廊に置かれた若干枯れかけのユリの花が展示全体の雰囲気に彩りを添えていました。
未完成の水面に横たえた女体画は、まだ全体がシャープさを持った形ではありませんでしたが、人体と対比して水滴が際立って輝いており、また、その曖昧な形が幽体のような不確かさの印象も持ちました。
堪能したので仕事に戻ります。
東京の店舗行って、埼玉の店舗に行って、埼玉の店舗で改装後の処理を…22時まで行い…秋葉原のネットカフェへ。行く途中に15台ほど痛車が止まっており、何かの集会かちょっと気になりましたが、疲れた足はそのまま目的地へ。
3日目。
よせば良いのに漫画を読み始め、「ティッシュ。」「ワシズ 閻魔の闘牌」「ウツボラ」を読んで睡眠時間は結局2時間。朝起きたらマクドナルドで時間をつぶし、有楽町へ。
art data bank たんざく展
http://www.artdatabank.co.jp/短冊形で作品がいっぱい。竜の絵に執着している人が気になった。独自の異世界に深みがある感じ。
ヴァニラ画廊 パゾリーニ・オマージュ【ピエル・パオロ・パゾリーニに捧ぐ】
http://www.vanilla-gallery.com/index.html今まで見た中で最もヴァニラ画廊らしい展示。バゾリーニは「ソドムの市」しか見たことありませんでしたが、参考資料もあり大変興味深い世界でした。とりあえず「豚小屋」を見てみたい。照沼ファリーザさんの作品も3点ありました。額に入れてあるとまた趣が違って面白いです。
彩鳳堂画廊
http://homepage2.nifty.com/saihodo/写実系の取り扱いが多い画廊で、写実系の冊子も何冊か取り扱っているため行ってみました。その日はたまたまお休みでしたが、オーナーさん(?)は快く中に通してくださいまして、図録も無事購入。日曜美術館で磯江毅氏もやる予定だったと聞いたんですが、是非実現してもらいたいです。写実系ばっかり3連続だって良いじゃない。特集としてやれば、十分見応えはあったと思うのに残念。
帰りの新幹線では朦朧とした意識の中、「ハートロッカー」見て帰りました。続けて「ネクロマンティック」を見ようとしましたが、途中で挫折。ちょっと寝ました。
なかなかハードで充実した3日間でした。